化学工場向け反応釜撹拌用駆動機更新工事(リングコーン変速機→サイクロ減速機インバーター変速)
対処方法 | 改造事例 |
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型式 | シンポ製リングコーン変速機NRXMK-22K-G10 |
カスタマーボイス | リングコーン変速機の変速機部潤滑用のオイルポンプが故障し、変速機が潤滑不良になり設備停止。早期に復旧したい。 |
損傷状況 | 変速機内部部品が潤滑不良により焼損 |
所要時間 | |
処置・改造案 | 住友重機械工業(株)製サイクロ減速機(CVVM50-6215-AV-29)に乗せ替えを実施。元は機械式の変速機であったため、変速操作を行うためにインバーターにて変速出来るように改造を実施。 |
修理や改造内容の詳しい説明
兵庫県内にある化学工場で使用されている反応釜撹拌用の駆動機(シンポ製リングコーン変速機)の、変速機のオイル循環用のオイルポンプ部が故障して、変速機が潤滑不足になり、変速機が焼け付いてしまいました。
事故品ということでメーカー返送修理を依頼したところ、修理納期が3.5か月と回答がありました。
修理期間中は設備が使用出来ず、ユーザー様の操業に大きく影響が出るため、とても困っていました。
困ったときに弊社が頼りにするのは住友です。
耐圧防爆のサイクロ減速機、通常納期100日のところを40日で納入していただきました。
当社は、他社製の機械式変速機をサイクロ減速機に乗せ替えた上でインバーターで変速した際に、正常な運転ができるように、動力計算及び、機種の選定。そして、反応釜の撹拌機にサイクロ減速機が取付けられるように改造・据付を実施。
ユーザー様がインバーター盤や電気周りの改造を地元業者さんと実施。
住友、ユーザー様のご協力がなければ実現できませんでしたが、他社メーカーさんの修理納期よりも早く、住友製サイクロ減速機への更新工事を完了することに成功しました。
<変速機オイル循環用のモーターとポンプを連結しているカップリングが破損>
<変速機内部部品が焼損>
<サイクロ減速機据え付け状況>